「ミルマグ錠やマグミット錠(医療⽤)と同じものがあれば欲しい」とご希望の方でしたら、水酸化マグネシウムや酸化マグネシウムなど。マグネシウム配合の市販薬を選んでください。
よく「医療用と市販薬では濃度が違う」と耳にされた方もいらっしゃると思いますが、「【第3類医薬品】錠剤ミルマグLX」はミルマグ錠(医療用)と同じ濃度の「水酸化マグネシウム」が配合されています。
参考リンク【Amazon】
また、酸化マグネシウムの市販薬で定番の「【第3類医薬品】3Aマグネシア」や「【第3類医薬品】酸化マグネシウムE便秘薬」は、医療用の「マグミット錠330」とほぼ同じ酸化マグネシウムが含まれる便秘薬になります。
参考リンク【Amazon】
便秘薬の中には、母乳を通じて赤ちゃんが下痢になってしまう成分がありますが、これらの市販薬は母乳にもおくすりが混ざらず、授乳中のお母さんも安心して使える便秘薬です。
この記事では、医療用と同じ成分でお腹が痛くならない市販薬をご紹介します(※青色の目次をタップすることで目的の場所までジャンプできます)
ミルマグ錠とマグミット錠の違いは水分を集めて便を柔らかくする効果
- マグネシウム便秘薬はお腹の痛くなりにくい非刺激性の便秘薬で授乳中毎日服用しても依存性がないのですぐに止められます
便秘は、長期間お腹のなかにたまった便のなかの水分がなくなって、うさぎのふんのように固く出にくい状態です。
ミルマグ錠やマグミット錠は、固くなった便を身体のなかの水分を借りて柔らかくふやかしてくれるので、水分不足でカチカチになった便が出やすくなります。
マグネシウム便秘薬は、腸に⽔分を集める「マグネシウムの含有量」が多い⽅が効果が高くなります(便秘を解消する効果の感じ方には個人差があります)
酸化マグネシウムは、同じ量の水酸化マグネシウムに比べてより多くのマグネシウムが含まれているので、便を柔らかくするための水分を集める力も高くなります。
病院のミルマグ錠とマグミット錠と市販の錠剤ミルマグLXの効き目はほぼ同じ
- 市販薬の錠剤ミルマグLXはミルマグ錠350mg(医療用)と同じ濃度の「水酸化マグネシウム」が配合された便秘薬です
「錠剤ミルマグLX」は、マグネシウム特有の苦みを抑えるために「うっすらと⽢いレモン⾵味」に味付けされた便秘薬で、ミルマグ錠より少し飲みやすく工夫されています。
マグネシウムの便秘薬の効き目の強さは、便をやわらかくするマグネシウムの含有量に比例しますので、錠剤ミルマグLXはミルマグ錠350mg(医療用)と同じぐらいの効き目が期待できます。
「錠剤ミルマグLX 」は、お腹の調子に合わせて気持ち多めのお水と一緒に1回量(2~6錠)を就寝前か空腹時に服用してください。
医療⽤のミルマグ内⽤懸濁液と同じ成分の「【第3類医薬品】ミルマグ液」は、医療⽤と比べると水酸化マグネシウムの濃度が少なくなります。
ただし、ミルマグ液そのものが効果が弱いというわけではありませんので安心してください。
便秘薬としてミルマグ液を使用する場合は、1回量(5~17mL)をコップ1~2杯の水に薄めて就寝前か空腹時に服用します。
3Aマグネシアと酸化マグネシウムの違いは水分を集めるちからと口当たりのよさ
- 「3Aマグネシア」や「酸化マグネシウムE便秘薬」は市販薬の一日の上限2000mgの酸化マグネシウムが6錠中に配合されています
店頭で売れている順番からすると「3Aマグネシア・酸化マグネシウムE便秘薬」の2つがよく売れていて、どちらを選べばいいのと迷われてる方も多いです。
例えば、「お腹が痛くなりにくく、クセになりにくい非刺激性便秘薬」のCMで有名な「酸化マグネシウムE便秘薬(健栄製薬)」は、6錠中に酸化マグネシウム(2000mg)が配合されています。
酸化マグネシウムE便秘薬は1錠換算では333mgですので、医療用の「マグミット錠330」とほぼ同じ酸化マグネシウムが含まれている便秘薬になります。
3Aマグネシアは、病院などで処方される酸化マグネシウムよりも、水を集める力の強い活性酸化マグネシウムを使用しているのでカチカチ便秘によく効きます。
ただし、3Aマグネシアは口当たりをよくする工夫はされていません。女性の方だと酸化マグネシウムE便秘薬(レモン味)の方が服用しやすいですが、人工甘味料を気にされる方は3Aマグネシアを選んでください。
関連記事【カチカチ便秘】酸化マグネシウム便秘薬の効果的な飲み方と服用のタイミング(クリックorタップで関連記事に移動します)
ご参考になれば幸いです。