3Aマグネシア・酸化マグネシウムE便秘薬・スラーリア便秘薬・スルーラック デルジェンヌ・コーラックMgなど。酸化マグネシウム配合の便秘薬は、毎日服用しても便が出にくくなる習慣性がない便秘薬です。
よく酸化マグネシウムを主成分とする便秘薬は他の便秘薬に比べて効き目が弱いと思われがちですが、服用するお水が少ないと十分に効果を発揮できません。
酸化マグネシウム便秘薬は多めの水分と一緒に服用することで、固くなった便そのものを柔らかくする効果に優れます。
また、酸化マグネシウムは胃の中に何も入っていない空腹時の服用が効果的です。酸化マグネシウム便秘薬を服用する際は、空腹時にコップ2杯程度の気持ち多めの水分摂取を心がけてください。

酸化マグネシウム便秘薬の効果を高める上手な飲み方
よく鎮痛剤を飲むときと同じ感覚で、「お薬は胃を荒らすから便秘薬も食事のあと(直後)」に服用される方がいらっしゃいます。
酸化マグネシウムという名前のイメージから「胃に負担がかかりそう」というお気持ちは分かるのですが、酸化マグネシウムの便秘薬は空腹時に服用してください。
酸化マグネシウムが便秘薬として働くには胃酸が必要となります。
胃酸は空腹時のほうが多く、胃酸と反応した酸化マグネシウムがすい臓で分泌される消化液と合わさってお通じをよくする物質に変わります。

酸化マグネシウム便秘薬は日中より就寝前がおすすめです
お薬の説明書(添付文書)には「就寝前(または空腹時)に水またはぬるま湯で服用してください」と記載されていますよね。
就寝前でも、ご飯を食べてそんなに時間がたってない場合。食べ物の消化に胃酸がとられてしまって、酸化マグネシウムの効果が薄くなります。
便秘薬を服用する理想的なタイミングとしては、帰宅後夕食を済ませてから胃で食べ物が消化された数時間後(就寝前)がおすすめです。
就寝前に服用すると、翌朝1日のなかでいちばん便を出そうとする蠕動(ぜんどう)運動の時間に重なりますので効果を発揮しやすくなります。

酸化マグネシウム便秘薬は多めのお水といっしょが効果的です

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マグネシウムの便秘薬は便をやわらかくするために水分を必要とします。効き目が実感できないという方は水分を少なめに取っている方が多いです。
酸化マグネシウム便秘薬は少ないお水で服用すると十分な効果が発揮できません(カチカチの便をやわらかくするには「たっぷりの水分」が必要です)
酸化マグネシウムの便秘薬を服用する際は、空腹時に1日1回。コップ2~3杯の気持ち多いかな~と思うくらいのお水と服用してください。

朝便意がなかなかこないという方のための対処法
朝起きても便意がこないという方は、起床したらすぐに氷を浮かべた冷たい水を飲んでその場で上下にぴょんぴょん軽く飛びはねる方法を試してみてください。
朝空腹の状態で冷たいお水を飲んで腸を上下にゆすってあげると、腸がびっくりして腸のぜん動運動といっしょに便意が起こりやすくなります。
また就寝前から空腹の状態をしっかり作ることで、朝食をきっかけに大腸が動き出して便が直腸に運ばれて便意を感じる胃・結腸反射が促されます。
便秘がちな人は夜遅くまで間食していたり、朝朝食をとらないなどの生活習慣の乱れも抱えていることが多いです。
酸化マグネシウムの市販薬の効果的な飲み方とタイミングまとめ
酸化マグネシウムの便秘薬を服用する際は、就寝前の胃が空っぽの状態がおすすめです。
酸化マグネシウムを使った便秘薬は少ないお水で服用すると十分な効果が発揮できません。コップ2~3杯を目安に気持ち多いかな~と思うくらいのお水と服用してください。
マグネシウム便秘薬はカチカチに硬くなった便を柔らかする効果に優れていて、お腹も痛くなりにくく自然なお通じを促してくれます。
もちろん便秘薬だけでは便秘の原因までは解消できません。不規則な食習慣と運動・睡眠など⽣活リズムの⾒直しもこころがけてください。