便秘のくすり

便秘薬のビサコジルとセンナの効き目の違いについて

2019-02-20

ピンクの小粒で有名なコーラックの便秘薬の成分「ビサコジル」と、「センナ」と呼ばれる薬用植物を配合した便秘薬は、

どちらもお薬のちからで大腸を刺激し、腸の運動を活発にして排便を促してくれる便秘薬です。

ビサコジルやセンナは比較的即効性のある便秘薬で、夜寝る前に服用すれば7~8時間後に効果が実感できます。

ただし、ビサコジルもセンナも長期間連続して使い続けるとお薬なしでは便が出にくくなる習慣性(副作用)があります。

この記事では、便秘薬のビサコジルとセンナの効き目の違いと服用の注意点についてご紹介します。

ビサコジルとセンナのお腹の痛くなりやすさと効き目の強さ

便秘薬の成分「ビサコジル」と「センナ(センノシド)」は、大腸刺激性下剤と呼ばれる便秘薬になります。

「ビサコジル」と「センナ(センノシド)」を服用すると、成分が腸を刺激して便を排出するぜん動運動を起こさせる便秘薬です。

「ビサコジル」と「センナ(センノシド)」では、センナの方がおだやかに作用して、お腹が痛くなりにくい特徴があります。

薬用植物のセンナが自然なお通じを促すのに対して、ビサコジルは腸をしっかり刺激して便を排出するぜん動運動を起こさせる効果が高くなります。

ただし、優しい効き目のセンナも、服用量が多すぎると下痢・腹痛・悪心を起こすおそれがあります。服用の際は、用法用量を厳守してください。

ビサコジルとセンナの便秘薬のクセになりやすさについて

ビサコジルとセンナは、長期間便秘薬に頼りすぎると便秘薬なしでは便が出にくくなる習慣性を持っています。

特にセンナは、1日一包を煮出して服用するタイプの医薬品が人気なので、お茶の代わりに毎日のように服用されている方をお見かけします。

センナは、ビサコジルのようにお腹が痛くなりにくいのがメリットですが、毎日のように常用するとビサコジルと同じように腸がお薬の刺激に慣れて効かなくなります。

センナは知らず知らずのうちにクセになっていることが多いので、お茶タイプでも一週間以上の連続服用はしないでください。

ビサコジルとセンナの服用の間隔について

便秘薬はお腹が張って、圧迫感が我慢できなくなったときに適量を服用するのが効果的です。普段は便秘解消によいとされる食べ物や運動に努めてください。

「ビサコジル」と「センナ(センノシド)」を毎日のように連用すると、腸がお薬の刺激に慣れてクセになりやすくなります。

便秘薬は毎日服用しないと効かないと誤解されている方もいらっしゃいますが、必要最小限の量を2、3日たっても便通がないときに服用するものです。

便が出にくくなった際、規定量以上の服薬で対処する方もいらっしゃいますが、余計に便が出にくくなるだけです。その際は、市販薬の使用を中止して医療機関を受診してください。

また、ビサコジルとセンナとほかの便秘薬を併用することは副作用のリスクを高めるだけなので絶対に行わないでください。

 

 

ご参考になれば幸いです

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