腟カンジダ症のおくすり

【クリーム・膣錠】腟カンジダが再発した方のための市販薬の選び方

2026-05-15

生理周期によるホルモンバランスの変化や、体調不良の蓄積で体の免疫力が弱まると、膣カンジダが再発してしまう場合があります。

カンジダ菌は、体が元気なときでも膣や外陰部に生息している常在菌です。ですが、体調不良が重なると菌の増殖を抑え込む体の抵抗力が弱まって必要以上にカンジダ菌が増えて悪さをします。

カンジダ菌が異常増殖すると、おりものの見た目や量の変化、デリケートゾーン周辺の我慢しづらいかゆみや湿疹(赤み)、ヒリヒリするような痛み(炎症)に悩まされます。

膣カンジダは1度発症した⼈の半数は再発するといわれていて、再発防止のケアをしていても体の抵抗力が弱まった時など。ふとしたきっかけで発症することが多いです。

この記事では、過去に病院で膣カンジダと診断された方が使用できる膣カンジダの市販薬(再発治療薬)の特徴についてご紹介します。

腟カンジダの市販薬は膣錠とクリームどちらを選べばいいでしょうか

  • 膣カンジダの市販薬は膣内やデリケートゾーンで炎症やかゆみを誘発している原因菌を殺菌することで症状を鎮めます。
エンペシドL(膣錠)とエンペシドLクリームのように、膣錠と塗り薬で同じ成分を配合しているお薬は併用することができます。

膣カンジダの市販薬は、膣内部に膣カンジダの症状がある場合には膣錠。膣の外側にかゆみなどがある場合はクリーム剤を使用するように設計されています。

ですが、医薬品メーカーが実施した膣カンジダ症の再発アンケートによると半数以上の方が膣内部と膣周辺の外陰部両方に症状があると答えられています。

膣錠とクリーム剤を併用しするのはお薬の量が多すぎませんかと心配される方もいらっしゃいますが、クリーム剤は局所的に効果を発揮するので膣錠と併用しても大丈夫です。

膣錠とクリーム剤は必ずしも併用する必要はありませんので、膣カンジダの症状が膣内部だけ、外陰部のみに症状がある方は症状によって使い分けしてください。

カンジダ膣錠とクリーム剤の併用をおすすめしている市販薬

  • ロート製薬フレディCC・大正製薬メディトリート・佐藤製薬エンペシドLは製薬メーカーが膣錠とクリーム剤の併用可を明記しています。
ただし、膣カンジダの市販薬で膣錠とクリームを併用する場合は同じメーカーのものを選んでください。

同じ製薬メーカーの膣錠とクリームを選ぶ理由は、メーカーごとに使用している抗真菌剤が異なるためです。種類の違う抗真菌薬を併用すると思わぬ副作用のリスクがあるためです。

例えば、膣カンジダ薬の塗り薬ですと、佐藤製薬のエンペシドLクリームはクロトリマゾール。ロート製薬フレディCCクリームはイソコナゾール。大正製薬メディトリートクリームはミコナゾールを配合しています。

抗真菌薬の種類によって働きが異なりますので、市販薬で膣カンジダの膣錠とクリームを併用する場合は佐藤製薬ならエンペシドLとエンペシドLクリーム。ロート製薬ならフレディCC1とフレディCCクリーム。

大正製薬の場合はメディトリートとメディトリートクリームのように同じ製薬メーカーの医薬品を選んでおいた方が安心です。

膣カンジダの市販薬のおすすめ

  • 腟カンジダの市販薬は、どの医薬品も適切な用法・用量に従って使用すれば増えすぎたカンジダ菌の増殖を抑える十分な殺菌力を持っています。
一例として、膣カンジダの膣錠は、薬剤を膣内の効果が発揮できるところまで挿入出来たかを気にされる方が多くいらっしゃいます。

その場合は、膣錠を器具にセットすれば注射器のように膣内の適切な場所に押し込んでくれる専用器具付きのメンソレータムフレディCC1Aがその心配を解消してくれます。

メンソレータムフレディCC1Aは成分が膣内に長くとどまるため1回きりの使用で済みますので、従来品の(1日1錠を6日間継続する必要がある)フレディCC膣錠と比べて精神的な負担感が減らせます。

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また、おりものの量が少ない方には、少ない水分でも溶けるのが早く膣錠の脱落や溶け残りを気にしなくてよい発泡錠採用の佐藤製薬のエンペシドLがおすすめです(錠剤はやや⼤きめ)

メディトリート(大正製薬)は、ほかの製品と比べて細身の坐剤タイプの薬剤ですので、初めて使われる方でも奥までスムーズに挿入しやすい特徴があります。

病院のカンジダ治療薬と市販の再発治療薬の違い

参考医療用のカンジダ治療薬と同成分が配合された市販薬の一例

  • アデスタン膣錠300mg(イソコナゾール100mg)と同じ市販薬はフレディCC膣錠(ロート製薬)
  • エンペシド膣錠(有効成分クロトリマゾール)と同じ成分の市販薬はエンペシドL(佐藤製薬)
  • フロリード膣坐剤(有効成分ミコナゾール)と同じ市販薬はメディトリート(大正製薬)

一例として、医療⽤のアデスタン膣錠と市販薬の「メンソレータムフレディCC膣錠」は同じ有効成分(イソコナゾール硝酸塩)を配合しています。

アデスタン膣錠が300mgに対して、フレディCC膣錠は100mgしか配合されていませんので「医療用の方が濃度も濃く効き目も強い」と思われるかもしれません。

腟カンジダは、1回の治療に必要な有効成分の量が決まっていて。フレディCC膣錠は必要な有効成分と同じ量(100mg)を毎⽇1錠ずつ6日間(合計600mg)使用します。

それに対して医療⽤のアデスタン膣錠は、1回の使用で効き目が6日間持続するように設計された錠剤(2錠で600mg)を1回使用することで治療が完了します。

濃度だけ見ると医療⽤の⽅が多くみえますが、使用している薬剤はどちらも合計600mgですので、効き目は同じものと考えて差し支えありません。

市販の膣カンジダ再発治療薬の使用上の注意点

  • 膣カンジダが悪化した場合は、症状を我慢したり放っておかずに婦人科など専門医の診察を受けてください。
中途半端に薬の使用を止めてしまうと腟カンジダが再発する可能性が高いので、1日1錠を6日続けて使用するようにしてください。

膣カンジダの再発治療薬は、通常使用後3日間程度で症状の改善がみられますが、症状が改善しても途中で治療を中断せず1日1錠を6日続けて使用するようにしてください。

6日間続けて使用する理由は、症状の改善が見受けられはじめても、腟内にはカンジダ菌が残っている場合が多いためです。

もし、3日間使用しても症状の改善のきざしが見受けられない場合や、6日連続で使用しても症状が消えない場合は、医療機関の受診をお願いします。

膣カンジダが高頻度で繰り返すときには、ほかの病気が関連している可能性もあります。その場合は市販薬の使用を中止して、医師の診察を受け原因を突き止める必要があります。

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ご参考になれば幸いです。

 

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