口内炎・口唇ヘルペスのおくすり

【応急処置】口内炎の疼きを薬を使わず身近にあるもので素早く止める対処法

2018-02-21

季節の変わり目は何かと忙しく、気がついたら口内炎が出来ていたという経験がありませんか。

口内炎と胃腸の働きは密接に関係していて、疲労やストレスで胃腸の働きが弱ると口内炎ができやすくなります。

口内炎の疼きを止めたいけれど忙しくて薬を買いに行く暇がないという方のために、身近にあるもので口内炎の疼きを素早く止める対処法をご紹介します。

口内炎の疼きを抑える対処法

①塩分の濃い醤油でうがい②ナスのヘタを黒焼きした粉末を塗る

口内炎の疼きを止める方法①醤油うがい

醤油には食塩とアルコールが使われていて、醤油でうがいをすると一時的に口内炎の疼きが治まります。

「醤油うがい」はドラッグストアが一般的ではなかった頃によく知られていた方法です。

醤油うがいは涙が出るほどしみますが、うがいして殺菌消毒した後は驚くほど疼きが治まります。

昔の人は「口内炎を醤油でうがいして殺菌消毒」することを「口内炎を焼く」と呼んでいました。

 

口内炎の疼きを止める醤油うがいの手順と注意点

醤油は口に含んでから疼きがおさまるまで1〜2分程度待ってください(うがい後は醤油を飲み込まず吐き出します)

「醤油うがい」は、口内炎で最も多い「アフタ性口内炎」の疼きを抑える即効性があります(アフタとは口内炎のポコッとへこんだ患部のことを指します)

醤油は5~10ml程度をコップに入れてから口に含みます(用意する醤油は塩分濃度の高い醤油を使用してください)

醤油うがいは、口内炎のお薬を購入するまでの応急処置として、一時的に疼きを何とかしたい方におすすめです。

醤油うがいと言っても、通常のうがいをするみたいに「のどをぶくぶく」と鳴らす必要はありません。

塩でうがいする方法もありますが、塩水は塩分の調整が難しいので適度な塩分濃度がある醤油がおすすめです。

ただし、醤油うがいは口内炎を治す効果はありません。早く治したい場合はビタミン剤や口腔軟膏を利用してください。

換算記事口内炎の治療に効果のある市販薬の違い(タップorクリックで関連記事に移動します)

口内炎の痛みを止める方法②なすのヘタを黒焼きした粉末を塗る

ナスのヘタの黒焼きは、古くは江戸時代から⻭茎の腫れや歯槽膿漏の予防、口内炎などに使用されていました。

昔のおばあちゃんの知恵袋的な話になりますが、ナスのヘタには抗菌効果や痛みを鎮める消炎効果があることが知られています(民間療法)

ナスのヘタに火を通してカリカリに焼いた後、粉末状にすりつぶし口内炎の患部に塗布してください(こちらも非常にしみます)

黒焼きした粉末を口内炎の患部につけると、舌で口内炎に触れても痛みを感じなくなります。

ナスのヘタの黒焼きをつくる際の注意点

ナスのヘタの黒焼きは、新鮮なものをそのままコンロにかけた場合。水分が抜けきらず上手くできません。

ナスのヘタは果実と切り分けた後、天日干しで乾燥させ、水分を少なくしてください。

乾燥後は、アルミホイルを敷いたフライパンなどで炭になるまでよく焼きます。

カリカリの炭になったら、すり鉢などを利用して粉末状になるまですりつぶしてください。

 

 

 ご参考になれば幸いです

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