排尿トラブルのおくすり

【車・バス旅行の頻尿に】トイレが近い女性にはレディガードがおすすめです

2018-02-26

「旅行中にトイレに行きたい」でおなじみのハルンケアのCMのおかげか、ご高齢の方だけでなく、若い女性の方でも旅行前にハルンケアをお求めになられる女性が増えました。

ただ、その頻尿が、「旅行中の車やバスの移動中だけ」や「尿意を感じてトイレに行っても量が少なく回数が多い」症状に限られていることってありませんか。

普段はそんなことないのに、「車・バス旅行のときだけトイレが近い」女性には、「ハルンケア」より「レディガードコーワ」を服用したほうがトイレの心配を減らせます。

この記事では、旅行中の頻尿には「ハルンケア」より「レディガードコーワ」が適している理由をご紹介します。

長時間の車・バスでトイレが心配という方にトイレの回数を減らす医薬品

  • 旅行のときに気になる神経性頻尿

若い女性の方のなかにも、CMの旅行中の頻尿に効くイメージを自分に重ね合わせて、「頻尿対策にハルンケアは効きますか」とご相談される方がいらっしゃいます。

 

旅行中の頻尿の心配をされる若い女性の多くは、膀胱機能の衰えより「移動中のおトイレの心配からくる神経性頻尿(ストレスによる一時的な頻尿)」が原因であることも多いです。

 

旅行中の乗り物による移動は、「トイレの心配」をするがあまり、過剰なストレスがかかります。ストレスによる緊張感は膀胱にも影響し、少しの尿意にも過敏に反応してしまいます。

ハルンケアには即効性はありません

若い健康な膀胱は「風船が膨らむ」ように尿をたくさん溜め込めますが、年齢を重ねると、若い頃と比べて膀胱が大きくなれず「すぐに満タン」になってしまいます。

 

ハルンケアは、「八味地黄丸(はちみじおうがん)」と呼ばれる「衰えた排尿器官」の機能改善を目的とする漢方薬で、生薬の力で時間をかけて衰えた膀胱排尿筋などのはたらきを良くし、

 

「軽い尿漏れや残尿感」、尿がなかなか出ない「排尿障害」、昼間8回夜2回以上など「頻尿の原因」を解決していきます。

ハルンケアは、バス旅行の前日に慌てて使っても即効性はありません。服用の際は、十分な期間をかけてご利用ください。

参考【指定第2類医薬品】ハルンケア顆粒 10包

ハルンケアとレディガードコーワの作用の違い

レディガードコーワも頻尿・残尿感の改善に使われる医薬品ですが、レディガードに配合された「フラボキサート塩酸塩」は、「膀胱機能を調整し、過敏な状態を落ち着かせる」作用を持っています。

 

レディガードコーワは、膀胱機能の衰えとは別に、「一時的なストレスなどによって萎縮」した膀胱排尿筋の緊張をほぐし、乗り物の移動のときにだけ気になる頻尿を抑えてくれます。

 

もし貴女が、旅行中にだけ「何回もおトイレに行くけど量が出ない頻尿」に思い当たる節がありましたら、「ハルンケア」より「レディガードコーワ」を選んだ方が「トイレの心配」を減らせます。

移動中は、乗り物の揺れにあわせて膀胱の内の尿が小刻みに揺さぶられます。

膀胱に尿が溜まっていなくても、それを膀胱の痙攣と脳が勘違いして尿意につながっているのかも。

参考【指定第2類医薬品】レディガードコーワ 20錠

レディガードコーワの効能効果

有効成分フラボキサート塩酸塩は、女性の緊張からくる回数だけ多い頻尿や、残尿感の改善に優れた効果を発揮する「トイレの回数を適切」にしてくれる医薬品です。

 

レディガードコーワは、膀胱の調整作用に効果を発揮する医薬品で、頻尿や残尿感といった尿トラブルにすぐれた効果をあらわします(旅行まで時間がある方は、出発の一週間前から服用しておくと安心です)

 

ただし、レディガードコーワに配合されているフラボキサート塩酸塩は、ご高齢の方の使用に適していません。ご高齢の方は他の医薬品をご検討ください。

他の医薬品とレディガードの飲み合わせについて

  • 相互作用のある医薬品

乗物酔い薬や胃腸鎮痛鎮痙薬、ロートエキスを含有する胃腸薬、鼻炎用内服薬、かぜ薬と一緒に服用しないでください。

 

これらに配合されている抗ヒスタミン成分や抗コリン薬との併用は、効能効果が強く出すぎたり予期せぬ副作用のリスクが高まるおそれがあります。

 

また、アルコールはお薬の分解を妨げますので服用前後は飲酒を控えてください。

関連記事【簡易版】乗り物酔いの市販薬服用に注意が必要な方について(タップorクリックで関連記事に移動します)

  • レディガードは女性専用医薬品です(対象年齢15歳以上)

男女問わず起こる頻尿ですが、男性の頻尿は前⽴腺肥⼤が原因になっていることが多いです。前⽴腺が肥⼤すると排尿を邪魔するので1回に排尿できる量が少なくなるため頻尿がちになります。

 

前⽴腺肥⼤の基礎疾患をお持ちの方がフラボキサート塩酸塩を服⽤すると、前⽴腺肥⼤を悪化させ尿閉を引き起こしてしまうおそれがあります。

 

また、フラボキサート塩酸塩は効能効果の副作用として、服⽤後一時的に眠気を催すことがあります。旅行中運転される方は服用しないでください。

 

  • 妊娠中・授乳中の方は使用できません

妊娠中の服用については、安全性が十分に確認されていません。妊娠している期間は母子共々とてもデリケートな状態です。

 

赤ちゃんのためにも安易に市販薬に頼らず、かかりつけの専門医の指示を優先してください。

 

また授乳中の方の場合も、成分の母乳への移行の可能性も考慮してお勧めしません。

 

  • ご高齢の方はレディガードコーワは服用しないでください

基礎疾患があり、継続して医療機関の治療を受けてお薬を処方されている方は市販薬を利用せず、かかりつけ医師の指示を優先してください。

 

医療用医薬品は症状を安定させたり、その治療の助けになるものです。あなたのかかりつけ医のお医者さんは、患者さんが日々お薬を飲んでいる前提で治療方針を決定しています。

 

処方薬との飲み合わせによる相互作用も多く、自己判断での使用は誤った検査数値がでたり、症状が安定せず病気が悪化したりするおそれがあります。

 

  • 心臓病・緑内障・肝臓病の方へ

フラボキサート塩酸塩は、心臓病・緑内障・肝臓病の治療薬に影響を与える可能性があります。

 

レディガードコーワの服用で治療が邪魔された場合、症状が悪化するおそれがあります。

 

購入の際には、添付文書(お薬の説明書)に記載された「してはいけないこと」や「相談すること」に当てはまっていないかご確認のうえ購入してください。

ネット販売の場合は事前に手に取れない代わりに、添付文書の「してはいけないこと」や「相談すること」が確認できるように記載されています。

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