慈恵医科⼤学病院の研究報告によると、お母さんの24.5%(約4人にひとりが)産後1ヵ⽉後に軽い尿もれを経験したことがあるそうです。
産後の尿もれは、妊娠中に赤ちゃんの成長とともに⼤きくなった⼦宮が⾻盤底筋付近の靭帯や筋⾁に負担をかけることで起こりやすくなります。
また、産後はホルモンバランスの影響から尿もれを起こしやすくなります。産後の尿もれには⾻盤底筋体操が一般的ですが、軽い尿もれでしたら⾻盤底筋体操といっしょにハルンケアを服用してみてください。
ハルンケアは、①軽い尿もれ ②頻尿③残尿感④尿が出渋るなど。体力が低下して手足の冷えを伴う方の症状緩和に効果のある医薬品です。
この記事では、「⾻盤底筋体操以外の対策を探されている方」に向けて、尿もれに効くお薬をご紹介しています。
ハルンケアは尿もれの緩和にも有効な医薬品です
- ハルンケアは八味地黄丸とよばれる漢方由来の8種類の⽣薬から抽出された医薬品です
ハルンケアは東洋医学の理論に基づいて、薬効の異なる生薬の組み合わせで体の内側から軽い尿もれの症状を改善してくれます。
ハルンケアは液体タイプの「ハルンケア内服液」と、漢方薬独特の苦味を抑えたチョコレート風味の「ハルンケア顆粒」の2種類が販売されています。
ハルンケアは、独⾃製法の漢方エキスが尿をためる、出すなどの機能を改善してくれます(※液体と顆粒はどちらも同じ有効成分配合なので効き目に差はありません)
ハルンケアを服用しても効果がない尿もれについて
- 産後の尿もれは、同じ尿もれでも時間の経過とともに改善する軽いものと医療機関で手術など治療が必要な重いものがあります
産後の尿もれは妊娠中におなかが大きくなることによって⾻盤底筋に負担がかかり、膀胱などを⽀える⾻盤底筋や靭帯のゆるみなどが原因で起こることが多いです。
多くの頻尿や尿もれは⾻盤底筋の弱まりから起きています。産後時間をかけて⾻盤底筋の靭帯や筋⾁のダメージが癒されれば尿もれは自然に治まっていきます。
ただ、⾻盤底筋は腹筋などの筋繊維と同じで鍛えることで太く強くなりますが、⾻盤底筋付近の靭帯の損傷が重度の尿もれは市販薬の範疇を超えています。
産後の尿もれの多くは⼿術をせずに改善することが多いですが、⼿術適応レベルの尿もれの場合は市販薬で対処できません。
もしハルンケアと⾻盤底筋体操のセットを2週間程度継続して。症状の改善のきざしが見られない場合は、服用を中止してお近くの泌尿器科もしくは⼥性泌尿器科の診察を受けてください。
特に⼥性泌尿器科は、⼥性特有の尿失禁(尿もれ)や泌尿器の疾患を専⾨に取り扱うところですので、適切な治療が受けられます(お薬の処方・低周波治療・磁気治療・修復手術など)
ハルンケアの効能効果・用法用量・注意点
- ハルンケアは体力が低下して手足の冷えを伴う次の症状の緩和に効果があります(①軽い尿もれ ②頻尿③残尿感④尿が出渋る)
関連記事【漢方初心者向け】購入前に知っておくと漢方薬が身近になる基礎知識
産後の尿もれが気になる方に効果のある医薬品まとめ
- ハルンケア顆粒は生薬の苦味が抑えられいて飲みやすいチョコレート風味のお薬です。
産後の軽い尿もれであればハルンケアが症状を緩和してくれますし、⾻盤底筋体操のセットを繰り返すことで対策できます。
地味に思える⾻盤底筋体操はめんどくさくて嫌ですが、尿もれを防ぐために必要な⾻盤底筋は鍛えることで筋繊維が太く強くなります。
お薬だけ飲んで対処療法を続けていては、尿もれが長引くだけですのでハルンケアとセットで⾻盤底筋体操を続けてみてください。
ハルンケアには内服薬と粒状の顆粒の2種類が販売されています(液体と顆粒は有効成分がおなじなので効果は同じです)
ご参考になれば幸いです