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【授乳中】口内炎のお薬選びで迷われている方におすすめの塗り薬

2018-08-08

授乳中は母乳優先で栄養が使われますので、睡眠不足も重なって「大きいのがやっと治ったかな~」と思っていたら、小さいのが2、3個増えてて嫌になりますよね。

口内炎によく効くお薬を選ぼうと、Amazonや楽天の売れ筋ランキングを見てみると、

口内炎パッチ大正クイックケア(貼り薬)」や「口内炎軟膏大正クイックケアトラフル軟膏PROクイック(塗り薬)」など。人気のあるお薬にはステロイド剤の配合された医薬品が並んでいます。

授乳中にステロイド全般がダメな訳ではないのですが、ご紹介した市販薬には「あらかじめ医師・薬剤師へ相談」との注意書きがされていますので、母乳を飲んだ⾚ちゃんへの影響を心配されお母さんも多いです。

口内炎に使える塗り薬には非ステロイドのお薬も販売されていて、非ステロイドの塗り薬のなかには「授乳中の使用に対する注意書きがない市販薬」も販売されています。

この記事では、お薬選びで迷われているお母さんに向けて、授乳中の口内炎に使える塗り薬(非ステロイド)のおすすめ市販薬をご紹介します(※目次をタップorクリックすることで目的の場所まで移動できます)

授乳中の口内炎にステロイドの入っていないお薬を選ぶ理由

  • 授乳中にステロイド配合の塗り薬を使っても赤ちゃんの体調を崩す原因になる可能性は低いと考えられていますが、心配なお母さんは非ステロイドのお薬を選んでください
口内炎に使えるステロイド配合の塗り薬のなかには、授乳中は医師・薬剤師へ相談と注意書きがあるものがあります。

ステロイドが配合されている塗り薬は、非ステロイドに比べて痛みを鎮める効果が高いのでお買い求めになられる方も多いのですが、

例えばステロイド配合の「口内炎軟膏大正クイックケア」「トラフル軟膏PROクイック」などには、「授乳中の⽅はあらかじめ医師・薬剤師へ相談」との注意書きが記載されています。

注意書きの理由は、有効成分のトリアムシノロンアセトニド(市販薬では最も強いステロイドのひとつ)を使ったことによって、母乳に影響がでるか明らかになっていないためです。

ステロイドは副作用が何となく怖いし、もしもが心配なお母さんはステロイドの配合していない口内炎の塗り薬を選んでください。

授乳中の口内炎に安心して使えるステロイドの入っていないお薬

授乳中の口内炎に使える塗り薬、飲み薬、スプレータイプの医薬品です(非ステロイド)

非ステロイドの塗り薬には、痛みに即効性の高い森下仁丹のデンタルクリームや、口内炎の疼きを鎮めて治りを早めてくれる成分の入った第一三共ヘルスケアのトラフル軟膏

比較的安価でコスパに優れる興和株式会社の新デスパコーワや佐藤製薬のサトウ口内軟膏などがあります。

特に新デスパコーワは昔から薬局に置いてありますのでご存知の方も多く、指名買いされる方もいる塗り薬になります(粘膜組織を修復する成分が3種類配合されています)

また、塗り薬は手が汚れるから避けたいという方には、飲み薬のトラフル錠や、スプレータイプのチョコラBB口内炎リペアショットがおすすめです。

参考国立研究開発法人国立成育医療研究センター「授乳とお薬について」

授乳中の口内炎にも使えるトラフル軟膏(非ステロイド)

  • トラフル軟膏は1⽇に3〜4回、3日間程度続けて塗ることで口内炎がよくなります
トラフル軟膏は、トラフル軟膏PROクイックに使われているステロイドの代わりに、非ステロイドのアズレンを配合した塗り薬です。

トラフル軟膏は、トラフル軟膏PROクイックに比べて口内炎の痛みを抑える効果はマイルドですが、ステロイドを配合していないので授乳中も使用できます。

トラフル軟膏PROクイックが「痛みを抑える効果」だけなのに対して、トラフル軟膏は患部の炎症を抑え殺菌し、粘膜組織を修復する作用のある有効成分が同時に効いてくれます。

具体的には、ズキズキ痛む口内炎の患部を、炎症を抑える効果があるアズレンスルホン酸ナトリウム水和物とグリチルレチン酸2種類の有効成分で緩和します。

次に、組織修復成分のアラントインが口内炎の荒れた粘膜の修復を促進させ、傷口がこれ以上ひどくならないようにセチルピリジニウム塩化物水和物が患部を清潔に保ってくれます。

トラフル
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トラフル軟膏と名前の似た「トラフル軟膏PROクイック」は、主成分がトリアムシノロンアセトニド(ステロイド)なので間違わないでください。

口内炎の痛みやうずきを鎮める即効性に優れたデンタルクリーム(非ステロイド)

  • 非ステロイドの塗り薬には口内炎の治りを早める効果の高いものと、一時的に口内炎の痛みを感じなくさせる2種類があります
デンタルクリームは、効果が続いている間は食べ物を口に入れても平気なくらい口内炎の痛みやうずき(疼痛)」に抜群の効果を発揮します。

例えば、トラフル軟膏や新デスパコーワ、サトウ口腔軟膏は、ステロイドに比べて痛みやうずき(疼痛)を抑える効果がマイルドな分、口内炎の治りを助けるお薬が配合されています。

これに対して、森下仁丹の「デンタルクリーム」は即効性のある局所麻酔成分2種類が配合されていて、塗ってから約5分程度でスーと痛みが引いてきます。

局所麻酔成分は歯医者さんで使われる麻酔のようなもので、口内炎の痛みを感じる感覚神経を一時的に麻痺させる即効性に優れます(母乳への移行も低い成分です)

デンタルクリームの残念なところとしては、口内炎そのものを修復するお薬が配合されていないことと、痛みを感じなくさせる持続性が短く、効果が2〜3時間ほどで薄れてきます。

森下仁丹
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価格帯が上のデンタルピルクリーム(森下仁丹)は、局所麻酔成分の代わりにトリアムシノロンアセトニド(ステロイド)が配合されていますので間違えないでください。

口内炎の塗り薬と一緒にビタミン剤の服用で治りがよくなります

  • 授乳中はビタミンB2の必要量が増えます。ビタミン類が不足すると口内炎や口角炎になりやすくなります
ビタミン類は体内ではほとんど作ることができない栄養素なので、食事から摂取する必要があります。

ただ、授乳中は栄養バランスのとれた食事を用意することなんてとてもじゃないけど体力が続かないというのが実情ではないでしょうか。

口内炎に効くビタミン剤といえばチョコラBBが有名ですが、ビタミン剤の薬っぽい味が苦手な方にはマスチゲンBBゼリー錠が販売されています。

マスチゲンといえば貧血のお薬が有名ですが、マスチゲンBBゼリー錠は水なしで飲めて、普通のグミみたいに美味しい栄養剤(医薬品)です。

マスチゲンBBゼリー錠は、お肌の粘膜に必要なビタミンB2・ビタミンB6と、コラーゲンをつくるのに大切なビタミンCが配合されていて、口内炎を内側から治してくれます。

マスチゲンBBゼリー錠は、ご紹介した口内炎のお薬といっしょに服用できますので口内炎が治るのを助けてくれますよ。

日本臓器製薬
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ご参考になれば幸いです。

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