冬から春先のスギ・ヒノキが中心の花粉症と比べて、秋はイネ・ブタクサ・ヨモギ・カナムグラなどが飛散します。
秋に飛ぶ花粉はスギ・ヒノキに比べて粒子が細かく、花粉が気管に入りやすいため最初にのどを痛めやすいです。
幹がしっかりしていて飛散距離の長い「スギ・ヒノキ花粉(木本花粉)」に比べた場合。草花など「秋に舞う草本類の花粉」は⾶散距離も短いので、あらかじめ対策はしやすくなります。
花粉症の悪化を予防する生活習慣と対策
花粉症は花粉の飛散時期に関わらず、症状をそのまま放置していると「目が痛かゆく」「鼻がムズムズ」「くしゃみも止まらず」「耳まで痛い」と症状が拡がっていきます。
花粉の飛散時期は、①花粉が付着しにくい服装と花粉用のマスク・メガネ・帽子を着⽤する。②空気清浄機とサーキュレータの併用でご自宅に持ち込む花粉の量を減らす。
③帰宅後はすぐにお風呂に入って花粉をリセット【要うがい】④症状を感じたら悪化を予防する鼻炎用内服薬を服用してください。
花粉の接触を減らすマスク・メガネの着⽤
- マスク・メガネを着⽤する・しないでは、花粉の接触量が約1/6〜1/3に減らせるデータもあります
外出する際に可能であれば、移動中はできる限りマスク・メガネの着⽤を心がけてください。
興研のハイラックNeoは、花粉の侵⼊を防ぐ高機能フィルターを備えた顔にフィットするマスクです。細菌、ウイルス、PM2.5、花粉などの微粒子を強力にシャットアウトしてくれます。
⿐筋・ほほ・あごなど。すき間ができやすい部位にフィットするように設計されていますので、インフルエンザ~花粉症の時期まで重宝するマスクです。
花粉が付着しにくい服装
- 花粉が飛散する時期は、花粉が付着しやすいウール・フリース素材の服装はできるだけ避けた方が無難です
上着として羽織るアウターは、表面がツルツルしたポリエステル・ナイロンなど素材を選ぶと花粉を払いやすくなります。
特に、秋に飛散するイネ・ブタクサ・ヨモギ・カナムグラなどは飛散距離も短いので、ちょっとした対策の積み重ねでご自宅に持ち帰る花粉の量も減らせます。
ホコリが溜まりやすいのと同じですが、現代の住宅は機密性が高く、一度侵入を許すと花粉も外に逃げることなく空気中を漂い続けます。
空気清浄機とサーキュレーターの併用
- サーキュレーターの稼動は、帰宅後1~2時間程度の稼動で十分です
花粉対策に空気清浄機を使用されている方は多いですが、空気清浄機単体では花粉を吸い取る吸引力がどうしても劣ります。
室内の空気をかき回すサーキュレーターとの併用で吸気しやすい流れを整えた場合。空気清浄機が花粉を吸い込みやすくなりますので、室内に漂う花粉の絶対量も減らせます。
昼間は人の活動も活発ですので空気の対流があります。ただ、夜は人も寝静まって空気の流れが少なくなります。
特に、夜に花粉症の症状がひどくなると感じている人は、サーキュレーターとの併用で室内の空気をかき回す方法を実践してみてください。
帰宅後は入浴して花粉を洗い流す
- 熱いお湯は粘膜を刺激してかゆみと乾燥を引き起こします。うがいと洗顔は体温以下のぬるいお湯で行ってください
花粉症は、植物の花粉が鼻や目などの粘膜に接触することによって引き起こされ、くしゃみ・鼻水・鼻詰まり・目のかゆみなどの症状が起こります。
外出後は洋服はもちろん。髪の⽑や顔にも花粉が付着しています。室内に花粉が拡がる前に湯船に浸かり洗い流してください。
タイミングとしては、帰宅後空気清浄機とサーキュレータのスイッチを入れたその足でお風呂に入り、うがいと洗顔をして花粉をリセットしましょう。
目と鼻をしっかり洗いたい方の対策グッズ
マスクをしていても⽬は無防備なので、花粉の時期は「目頭のかゆみや充血・ゴロゴロする異物感」を訴えられる方が少なくありません。
ハナクリーンSは、鼻うがい用の薬液(塩化ナトリウム)がつ~んとこない使用感に優れた携帯用鼻洗浄器です(花粉症のお薬と成分の重複がないので併用できます)
アイボンALは、かゆみを止める抗ヒスタミン成分と、異物感を抑える抗炎症成分を配合した洗眼液です。
アイボンALは、花粉や目の汚れ・ホコリなど。目の不快感の原因となる異物をしっかり洗い流してくれます(外出時は目薬で対応して、帰宅後アイボンALで洗眼するのがおすすめです)
ご参考になれば幸いです