花粉症のおくすり

【花粉症の目薬】一日じゅう気になる目のかゆみにマイティアアルピタットEXα

2017-03-20

花粉症のせいか、パソコンで作業していても一日じゅう目のフチあたりが気になって集中できないことってありますよね。

花粉症のアレルギー用目薬を製造している千寿製薬さんの調査によると、花粉の時期に最も改善したい症状の1位が「目のかゆみ」だそうです。

マスクで花粉との接触を減らせる鼻やのどと違い、一日中花粉にさらされ続ける目は症状の出やすい部位になります。

この記事では、 花粉症の「症状の出始め」と「症状が悪化」した後の「目薬の使い分け方」と、マイティアアルピタットEXαの使用上の注意点についてご紹介します。

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花粉症の症状のつらさによる目薬の使い分けについて

スギ・ヒノキ・ブタクサなど。花粉が原因の目のアレルギー症状は、アレルゲンとの接触を放っておくと悪化します。

 

花粉症の症状を緩和する目薬には、「①花粉症の症状が出ないように予防する目薬」と「②ひどくなってしまった症状をケアする目薬」の2種類があります。

 

花粉症の目薬は、症状の出はじめと悪化した後で目薬の種類を使い分けた方がつらい症状を乗り切れます。

花粉の飛散時期に症状を自覚しはじめた場合。初期のうちに対策を始めることが症状を軽くするポイントです。
  • 花粉症初期(症状の出始め)は、症状が出るのを封じ込める抗アレルギー作用を持つ⽬薬を選んでください。
  • 花粉症のピーク時には、目のかゆみ・充血など症状の緩和をする抗ヒスタミン作用を持つ⽬薬が効果的です。

花粉症の症状が出るのを予防する抗アレルギー⽬薬

花粉による目のかゆみ・充血・目やに・なみだ目・異物感など。花粉症の原因のアレルゲンと接触すると、身体のなかでアレルギー原因物質の放出が開始されアレルギー症状を引き起こします。

 

抗アレルギー⽬薬は、スギ・ヒノキ・ブタクサなど。花粉を浴びても症状を引き起こす原因物質の放出を少なくする目薬になります。

 

例えば、「クロモグリク酸ナトリウム」「アシタザノラスト水和物」「ペミロラストカリウム」の3種類は予防効果のある抗アレルギー作用を持つ成分になります。

抗アレルギー⽬薬は、1~2週間継続して使いつづけることで症状の悪化を予防します。

代表的な抗アレルギー薬を配合した目薬

マイティアアルピタットEXαシリーズの花粉症に効く成分

花粉症が悪化してしまった場合。症状の緩和には「症状を引き起こす原因物質(ヒスタミン)をブロックする抗ヒスタミン作用を持つ⽬薬」が効果を発揮します。

 

タイトルにもあるマイティアアルピタットEXαシリーズは、高濃度で抗ヒスタミン作用を持つ成分が配合されていて、悪化した目の症状にもよく効きます。

 

またマイティアアルピタットEXαシリーズは、花粉の症状を予防する抗アレルギー薬も配合した目薬で、症状の出始めのケア」と「悪化した症状のケア」の両方の効果を兼ね備えています。

EXαシリーズには「EXα・NEXα」の2種類がありますが、2種類の違いはメントールを配合しているかの違いだけで症状を止める効果に差はありません。

【第2類医薬品】マイティアアルピタットEXα 15mL」はかゆみの止まらない瞳にスッキリとした清涼感を与え、「【第2類医薬品】マイティアアルピタットNEXα 15mL」は花粉で荒れたデリケートな目にもしみない低刺激の目薬になります。

有効成分のはたらき

マイティアアルピタットEXαシリーズには、①症状が悪化するのを予防する成分②出てしまった症状を鎮める成分の4種類が配合されています。

  • クロモグリク酸ナトリウムは花粉症の引き金となる原因物質の放出を抑え、アレルギー症状が出るのを緩和してくれる予防の成分です。
  • クロルフェニラミンマレイン酸塩は、花粉症の原因となる原因物質をブロックし、目のかゆみ・充血などアレルギー症状の悪化を抑えます。
  • コンドロイチン硫酸エステルナトリウムは、炎症で傷ついた角膜を保護する成分でアレルゲンが直接接触する量も減らします。
  • プラノプロフェンは、目のかゆみや充血・異物感の原因となる炎症を抑える効果の高い成分です(ステロイド成分ではありません)

花粉症の出始めのケアと悪化した症状に効くアルピタットEXα

  • マイティアアルピタットEXαを症状の出始めに使用した場合に得られる効果

花粉症の初期症状を自覚した際。マイティアアルピタットEXαを使用すると、花粉症の引き金となる伝達物質の放出をクロモグリク酸ナトリウムが抑えこみます。

 

また、コンドロイチン硫酸エステルナトリウムは粘り気のある成分なので、花粉が目の粘膜に付着する量を減らしてくれます。

 

初期症状のうちにアレルゲンと接触する量を減らすことができれば、症状の進行予防が期待できます。症状が出始めた場合は早めの点眼をおすすめします。

 

  • マイティアアルピタットEXαを悪化した症状のケアに使用した場合に得られる効果

症状がひどくなった場合には、市販薬でもトップクラスの濃度で配合されたクロルフェニラミンマレイン酸塩が目のかゆみ・充血などアレルギー症状を緩和してくれます。

 

また、アレルゲンと接触する量を減らすはたらきのある「コンドロイチン硫酸エステルナトリウム(承認基準内最大濃度配合)」は、炎症で傷ついた角膜を保護する働きを持っています。

 

さらに、抗炎症成分プラノプロフェン(非ステロイド)は、目の痛みや異物感の原因になる炎症を鎮めるのに効果の高い抗炎症成分で症状の緩和に役立ちます。

参考ロートアルガードクリアブロックZとの違い

花粉に1番効く目薬として指名買いの多いマイティアアルピタットEXαシリーズですが、同成分同濃度の医薬品には「ロートアルガードクリアブロックZ・アルガードクリアマイルドZ」が販売されています。

 

マイティアアルピタットEXαとロートアルガードクリアブロックZは、市販薬で認められた最大濃度の有効成分が3種類配合された目薬です(※症状を鎮める配合成分は同じです)

マイティアアルピタットEXαは、従来品の「マイティアアイテクトアルピタット」と比較して、花粉症に効く有効成分が増強された処方の目薬です

 

マイティアアルピタットEXαとロートアルガードクリアブロックZは、花粉症に効く目薬としてよく比較対象に挙げられます。効能効果は同じですので、実売価格が安くなっている目薬を選んでいただいて差し支えありません。

マイティアアルピタットEXαは、花粉が原因の目のかゆみ・充血・なみだ目・異物感(コロコロする感じ)にしっかり効く毎年リピーターの多い目薬です。

花粉の時期に指名買いの多い季節性アレルギー専用目薬TOP2

マイティアアルピタットEXαの使用上の注意点・副作用

「マイティア アルピタットEXα」シリーズは、7歳以上であればお子さんの花粉症にもご使用いただけます。ただし、妊婦さんや授乳中の方にはご使用いただけません。

 

妊婦さんに使用が制限されている理由としては、「抗ヒスタミン成分が胎児に影響あること」、授乳中の場合は「母乳に成分が混ざって赤ちゃんに下痢などの悪影響」があるためです。

 

また、緑内障など継続して医療機関の治療を受けている人などは市販薬を利用せずかかりつけ医師の指示を優先してください。

 

抗ヒスタミン成分が配合されている目薬は、マイティア アルピタットEXαを含め緑内障の症状を悪化させるおそれがあります。

基礎疾患のない方でも、目薬をさす頻度が「1日4回以上」を超えると副作用のリスクも高まります。その場合は市販薬に頼らず医療機関にて症状がひどくならない処置を受けてください。

花粉症の目薬をコンタクトの上から点眼したい方へ

「マイティア アルピタットEXαシリーズ」には防腐剤が配合されています。防腐剤はレンズを痛めてしまう成分です(特に装用者の多いソフトコンタクトに影響があります)

 

コンタクトをしたまま目薬を使用したい方は、旦レンズをはずしてから点眼して。時間を15分~30分程度おいてからコンタクトをつけてください。

 

ベンザルコニウム塩化物などの防腐剤は、時間を置けば目のなかの涙液と一緒に流れます。また、レンズに付着した花粉の異物感が気になる方は花粉の時期だけ1dayのレンズかメガネに切り替えるもひとつの方法です。

コンタクトレンズを装用したまま花粉症の目薬を使用したい方は、こちらの記事も併せてご覧ください。

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ご参考になれば幸いです

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