家の中と比べると車庫は普段動かさない物も多く、物の移動が少ない場所はゴキブリの格好の棲家になります。
特に築年数の経った住宅に多いのですが、「コンクリートで固めた掘り込み式の車庫(ガレージ)」はホコリも溜まりやすく、ゴキブリのエサも豊富です。
湿気が溜まりやすい車庫にゴキブリが大量繁殖すると、そこを拠点にゴキブリがご自宅に侵入してくる可能性が高くなります。
この夏ゴキブリを目にする数を減らしたい方は、浴室やトイレ以外に車庫のゴキブリも駆除することをオススメします。
車庫(ガレージ)のゴキブリ駆除に効果の高かった毒エサ設置方法
- 毒エサ(ゴキンジャム・ブラックキャップ)は車庫全体にまんべんなく置けるように個数の多い商品を選んでください
いくら強力な薬剤(毒エサ)でも、ゴキブリが食べてくれない限りは効果を発揮しません。車庫に毒エサを設置する場合は、薬剤を一度に全部を使い切るつもりで数を設置してください。
ゴキンジャム・ブラックキャップ・ゴキファイタープロを使ってゴキブリを駆除する場合。車のタイヤが毒エサを踏まないように車庫(ガレージ)の右端と左端に分けて置きます。
具体的には入り口側の左端と右端に2個。車庫の真ん中付近に左右2個。車庫の奥に左右2個ずつの合計6個のように、毒エサが車庫にくまなく設置してある状態にしてください。
早ければ翌朝にも毒エサを摂取したゴキブリが仰向けになって死んでいます(車庫から逃げようとしたのか死骸は車庫の外で見かけることが多いです)
参考リンク【Amazon】
- (毒エサ)アースゴキブリホウ酸ダンゴ コンクゴキンジャム(2018年)
- (ゴキブリの侵入防止剤)KINCHO ゴキブリがいなくなるスプレー
- (毒エサ)ブラックキャップ(2019年)
- (毒エサ)ゴキファイタープロ(2023年)
ゴキブリ駆除剤をゴキンジャム→ブラックキャップ→ゴキファイタープロに変更した理由
- 薬剤自体はブラックキャップやゴキファイタープロに使われている薬剤の方が強力。毒エサに引き寄せる誘引力はゴキンジャムに定評があります。
ゴキファイタープロはブラックキャップと同じ薬剤を使用していて、価格も安価だったため今年の夏はゴキファイタープロに切り替えてみました。
結果としてゴキファイタープロに切り替えたあともゴキブリを室内で見ることはなかったので、ブラックキャップとゴキファイタープロは同等の効果を有していることがわかりました。
ゴキファイタープロを設置したところ、容器の周囲にゴキブリの大量のフンが増え、フンを食べたとおぼしき死骸が転がっていました(ゴキブリは仲間のフンも食べます)
ゴキファイタープロに使われているフィプロニルは、フンや死骸にも薬剤が残留するので、毒エサを食べた個体はもちろん。
フンや死骸を食べた周りのゴキブリにまで薬剤が連鎖的に広まり、1匹から10匹のように「ねずみ算式」に巣ごと全滅させる効果があります。
※ゴキファイタープロはブラックキャップに比べて誘引力が高めです。薬剤に引き寄せられてゴマ粒程度の害虫が容器に密集していることがあるので室内に設置する際は気をつけてください。
ゴキブリを寄せ付けない防除用医薬部外品を併用する理由
- 住居の衛生管理意識が高まった現代では室内で目にするゴキブリの多くは外から侵入してきたものが多数を占めます
専用の薬剤で駆除しても出てくるゴキブリは、薬剤で生き残った個体というよりは新たに外から侵入してきたゴキブリが多いです。
車庫(ガレージ)のゴキブリを退治するだけで室内で目にする回数は劇的に減ります。同時に室内に侵入させない対策をダブルで行うと、よりゴキブリを見る回数が減ります。
ゴキブリがいなくなる系のスプレーでは、フマキラーの「ゴキブリワンプッシュプロプラス」や、KINCHOの「KINCHO ゴキブリがいなくなるスプレー」などがあります。
ゴキブリワンプッシュプロプラスとゴキブリがいなくなるスプレーの違い
例えば、フマキラーの「ゴキブリワンプッシュプロプラス」は、殺虫成分を強化した薬剤1種類(d・d-T-シフェノトリン)だけですが、
KINCHOの「ゴキブリがいなくなるスプレーは、ゴキブリをやっつける「致死効⼒」の高い薬剤と、害虫を寄せつけない「残効性」に優れた薬剤の2種類が配合されているスプレーです。
スプレーの持続効果はフマキラーの「ゴキブリワンプッシュプロプラス(1ヶ月)」の方が長いですが、KINCHOの「ゴキブリがいなくなるスプレー(2週間)は「効いてる間はほんとゴキブリを見ない」との声も多いスプレーです。
KINCHOのゴキブリがいなくなるスプレーは、イミプロトリンが薬剤に触れたゴキブリの歩⾏能⼒を奪い、フェノトリンが害虫の忌避効果で繁殖しないよう水際で阻止してくれます。
ガレージでバルサンなど燻煙剤を炊くのは危険なので止めてください
よくゴキブリをまとめて駆除しようとガレージでバルサンを炊こうとされる方がいらっしゃいますが、健康被害をおよぼす危険性があるので止めてください。
閉めきるタイプの車庫(ガレージ)は構造上、換気を十分にしたとしても充満した真っ白い霧が拡散しにくく、薬剤も一箇所に滞留しやすいため危険性が高まります。
車庫のゴキブリ退治には、ゴキンジャムやブラックキャップなど。毒エサを設置して対応してください。
車庫のゴキブリを駆除したところ、「夜中に洗面所やトイレのドアを開けたらゴキブリが落ちてきた!」という恐怖体験も減りました。
ご参考になれば幸いです