近頃、新聞の折り込み広告で目にすることの増えたアリナミン製薬のアクテージHK錠ですが、
成分的にはアクテージHK錠は従来ドラッグストア等で販売されてきたアクテージAN錠と同じものです。
アクテージAN錠・アクテージHK錠の違いは、アクテージAN錠はドラッグストアだけでなくアマゾンや楽天などネット通販でも買える一般用医薬品。
アクテージHK錠は、アリナミン製薬の公式通販サイトで販売する通信販売限定医薬品として2022年4月より販売されています。
今後は、アリナミン製薬から販売されるコンドロイチンと神経痛、関節痛、腰痛などの痛みを緩和するビタミンがセットになった医薬品はアクテージHK錠のみになります。
アクテージAN錠とアクテージHK錠の効き目の違い
アクテージAN錠の外箱には「関節痛・腰痛」と記載されているのに対し、アクテージHK錠は「ひざ痛・腰痛」と表記されていますが、有効成分は成分量・添加物ともに同一です。
有効成分が同じなのに痛みへの訴求が違う理由は、成分の配合率の違いでなく、関節痛をよりわかりやすくイメージしてもらうために「ひざ痛」と医薬品の販売書類を申請したためです。
外箱のキャッチフレーズの違いで迷われる方もいらっしゃいますが、アクテージAN錠・HK錠のどちらを選んでも同じ効能効果を得られるので心配いりません。
アクテージAN錠・アクテージHK錠の効能効果は、関節痛・筋肉痛(腰痛、肩こり、五十肩など)、神経痛、手足のしびれ、眼精疲労・便秘の緩和。
肉体疲労時、妊娠・授乳期、病中病後の体力低下時のビタミンB1の栄養補給。脚気の緩和になります。
アクテージAN錠 6錠(1日服用量)中 |
アクテージHK錠 6錠(1日服用量)中 |
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アクテージAN錠・HK錠はひざの水に対して効果は期待できません
アクテージAN錠やアクテージHK錠は神経に働き、ひざや腰痛など関節痛を緩和する効果が期待できます。
ただし、ひざにたまった水に対して効果は期待できませんので整形外科を受診してください。
アクテージAN錠やアクテージHKができることは、若い頃と比べて供給量が追いつかなくなった軟骨の材料を補給することと、
骨と骨との摩擦によって起こった炎症(関節痛・神経痛)を緩和することだけです。
若い頃は骨の新陳代謝が活発で、軟骨がしっかりしていて関節痛は起こりにくいですが、年齢を重ねると軟骨の量が少なくなり、骨と骨とのクッションが少ない状態になります。
アクテージAN錠・HK錠・SN錠の使い分け方
「アクテージSN錠」と「アクテージAN錠(HK錠)」はどちらもコリや痛みなどの緩和を持つので分かりにくいですが、アクテージSN錠はコリ痛み全般。
アクテージAN錠(HK錠)は、特に「ひざ・腰痛などの関節痛」が気になる方におすすめできる医薬品です。
「アクテージSN錠」は、コリや痛みにの原因(末梢神経に蓄積されたダメージ)の修復に効果の高いメコバラミン(ビタミンB12)と、メコバラミンの効果をUPさせる葉酸が配合されています。
「アクテージAN錠(HK錠)」は、関節の炎症を鎮め、弾力性や保水性のある軟骨を作るために必要な材料(コンドロイチン)と今出ている痛みを緩和するビタミンが配合されています。
アクテージSN錠 |
アクテージAN・HK錠 |
「肩・首すじのこり」「手足のしびれ」に | 「関節痛」「腰痛」「神経痛」の緩和 |
筋肉痛・関節痛(肩・首すじのこり、腰痛、五十肩など)、手足のしびれ、神経痛、眼精疲労 | 関節痛・筋肉痛(腰痛、肩こり、五十肩など)、神経痛、手足のしびれ、眼精疲労 便秘、肉体疲労時、妊娠・授乳期、病中病後の体力低下時の栄養補給、脚気 |
アクテージAN錠・アクテージHK錠と似た成分の医薬品
アクテージAN錠・アクテージHK錠は、軟骨をつくる材料となるコンドロイチンを配合したビタミン製剤です。
アクテージAN錠・アクテージHK錠と同じコンドロイチンを配合した医薬品には、興和株式会社のキューピーコーワコンドロイザーα。
ゼリア新薬工業のコンドロイチンZS錠。佐藤製薬のユンケルB12アクティブαなどが販売されています。
キューピーコーワコンドロイザーαはコンドロイチンと漢方のハイブリット処方。コンドロイチンZS錠はアクテージAN錠・アクテージHK錠の2倍近いコンドロイチン配合。
ユンケルB12アクティブαはコンドロイチンのほかに医療用の「メチコバール(エーザイ製薬)」と同じ成分のメコバラミンが配合された医薬品です。
参考リンク[Amazon]