この記事では、アレグラFX(久光製薬)とアレグラFXプレミアム(エスエス製薬)の効き目の違いや、
アレグラFXプレミアムを2週間を超えて服用するリスク、ネット通販でアレグラFXプレミアムがお買い求め頂けない理由についてご紹介します。
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アレグラFXとアレグラFXプレミアムの有効成分の効き目の違い
- アレグラFXプレミアムは、医療用のディレグラ配合錠の有効成分フェキソフェナジン塩酸塩と塩酸プソイドエフェドリンを同量配合したOTC医薬品(要指導医薬品)になります。
アレグラFXプレミアムに追加された塩酸プソイドエフェドリンは、鼻づまりにもよく効く成分で、アレルギー性鼻炎以外の鼻炎薬や総合感冒薬(かぜ薬)などに幅広く使用されています。
フェキソフェナジン塩酸塩が配合された市販薬は、2012年にアレグラFXを含む市販薬が販売されて以降、フェキソフェナジン塩酸塩1種類のみの単剤でした。
フェキソフェナジン塩酸塩は、既に悪化してしまった症状を抑える効果は比較的弱めでしたので、今回成分を追加したことで花粉症のつらい鼻づまりにもよく効く処方になっています。
塩酸プソイドエフェドリンも眠気の副作用がない成分ですので、アレグラFXプレミアムの発売で、眠気の心配をせず花粉症の鼻づまりにもよく効く市販薬が販売されたことになります。
アレグラFXプレミアムを2週間を超えて服用する場合は医師又は薬剤師に相談とされている理由
- 塩酸プソイドエフェドリン(血管収縮成分)は、鼻づまりにもよく効く成分ですが、長期間続けて使用すると薬剤性鼻炎を起こすリスクがあります。
薬剤性鼻炎は、主に血管収縮成分が原因の鼻づまりで、血管収縮成分(例:塩酸プソイドエフェドリンやナファゾリン塩酸塩など)を含む市販薬の長期連用によって引き起こされる副作用です。
薬剤性鼻炎は、特に血管収縮成分が配合された点鼻薬スプレーで多いのですが、血管収縮成分を含む点鼻薬を長期間継続すると鼻粘膜の血管の反応性が低下して鼻づまりがひどくなります。
血管収縮成分の効果は抜群ですが、長期間連用すると薬剤に身体が慣れて薬がだんだん効きにくくなり、薬剤の使用を中止しても鼻づまりがおさまることなく以前より悪化する場合があります。
アレグラFXプレミアムは用法用量を守っていれば有益なお薬ですので、特に鼻づまりがひどくて眠気のない鼻炎薬をお探しの方は短期間の使用にとどめて服用して下さい。
アレグラFXプレミアムがネット通販で購入できない理由は要指導医薬品のため
- 医療用医薬品から市販薬にスイッチOTC(転用)された成分を含む市販薬は効果や副作用のデータを集めるため要指導医薬品扱いとなります。
市販薬では、フェキソフェナジン塩酸塩と塩酸プソイドエフェドリンの複合剤は初めてのため、法律で一定期間の安全性データ収集が義務付けられていますので、
医療用を経ずに直接OTC承認された新成分(いわゆる新医薬品)や、アレグラFXプレミアムのように医療用から転用された成分を含むスイッチOTC医薬品は一定の期間要指導医薬品に指定されます。
要指導医薬品扱いされた医薬品は、実店舗で薬剤師の対面販売下でのみ提供されるため、インターネット通販では購入することができません(薬剤師が運営しているネット通販での購入も不可)
要指導医薬品は絶対的なものではなく、一定期間の安全性データ収集後に第1類医薬品へ移行することが想定されています(特定要指導医薬品指定されたものは除く)
要指導医薬品から第1類医薬品以下にリスク区分の変更がなされた市販薬
- 第1類医薬品や第2類医薬品などのリスク区分は薬剤の強さではなく、使用上の注意を怠ると副作用などのリスクを招く危険性によって分別されています。
一例として、過去には2019年に要指導医薬品指定されていたロキソニンSテープ(第一三共ヘルスケアの製品)が、第1類医薬品に移行され、その後2020年に第2類医薬品に変更されています。
鼻炎薬では、アレグラFX(久光製薬)のフェキソフェナジン塩酸塩や、アレジオン10(エスエス製薬)のエピナスチン塩酸塩も要指導医薬品から第1類を経て第2類医薬品に移行された医薬品です。
第1類医薬品以下はネット通販でもお求めいただだけますので、いずれはアレグラFXプレミアムも安全性評価の見直しが行われリスク区分の変更が行われる予定です。
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