お薬の疑問

(簡易版)授乳中お医者さん・薬剤師に相談して欲しいおくすり

2017-01-21

こちらは出産後、授乳中に使う場合事前にお医者さんや、調剤した薬剤師に相談してほしい代表的なおくすりを紹介しています。

ですが、授乳中に相談して欲しいすべての医薬品の特定しているものではありません

妊娠時から母子手帳をよく読み、主治医の先生や看護師さんに出産後のことを相談しておきましょう。

解熱鎮痛剤

頭痛・生理痛のときにたびたびお世話になるロキソニンですが、成分が母乳のなかに含まれてしまうことが知られています。

ロキソプロフェンナトリウム水和物(ロキソニン)
熱や痛みの原因となる原因物質を作らせないように働きかけてくれるおくすりです。

鎮咳去たん薬

リン酸コデイン・リン酸ジヒドロコデイン
せき中枢に働きかけてせきを鎮めてくれるおくすりですが、成分が母乳のなかに含まれてしまうことが知られています。
塩酸メチルエフェドリン・メチルエフェドリンサッカリン酸
風邪薬では気管支をを拡げて呼吸を楽にしてくれたり、鼻づまりのはれや充血などを改善してくれます。腫れを抑える効果があるので、風邪薬・鎮咳去痰薬・鼻炎用薬・点鼻薬・眼科用薬・外用痔疾用薬などさまざまなおくすりに配合されています。便利なおくすりですが、服用したおくすりの成分が母乳のなかに含まれてしまうことが知られています。

鼻炎内服薬

トリプトジン塩酸塩水和物(塩酸トリプロジン)
風邪による鼻の諸症状や急性鼻炎・アレルギー鼻炎等に効くおくすりですが、服用したおくすりの成分が母乳のなかに含まれてしまうことが知られています。

カフェイン

頻脈・不整脈につながるおそれがあります。

カフェイン水和物・無水カフェイン・安息香酸ナトリウムカフェイン等
赤ちゃんは肝臓が未発達なので、カフェインの分解に時間がかかってしまいます。お母さんから母乳を通じて赤ちゃんの体内に蓄積されたカフェインは頻脈・不整脈につながるおそれがありますので、医薬品や食品からの摂りすぎに注意しましょう。

殺菌消毒薬

ヨウ素系殺菌成分の一例ヨウ素・ポピドンヨード・ヨウ化カリウム・ヨードチンキ 等

ヨウ素系殺菌成分
授乳中に使用したおくすりの成分が母乳のなかに含まれてしまうことが知られています。

女性ホルモン剤

卵胞ホルモンの分泌不足による不定愁訴(ふていしゅうそ)の改善に。

エチニルエストラジオール・エストラジオール
エストラジオールは男性ホルモンを抑制する女性ホルモン剤の一種です。卵胞ホルモンの分泌不足によるほてりや発汗、頭が重い、イライラ、よく眠れないなど、さまざまな不定愁訴(ふていしゅうそ)の改善に役立つおくすりです。ですが、使用したおくすりの成分が母乳のなかに含まれてしまうことが知られています。

下痢止め

塩酸ロペラミド
下痢止めのおくすりです。服用したおくすりの成分が母乳のなかに含まれてしまうことが知られています。

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