中毒110番電話サービスは、緊急の際に、医薬品や化学物質、動植物による急性中毒について、対処方法を教えてくれる機関のサービスのことです。
勘違いされる方もいらっしゃいますが、中毒110番電話サービスは、あくまで急性中毒等が起こった場合に、医療機関で受診するまでの応急処置の情報を教えてくれるサービスです。
例えば、子どもが化粧品やたばこ、シリカゲルなどの乾燥剤を誤って飲み込んだとか、ふぐの毒にあたった、化学薬品による事故が起きたなど緊急性のある場合に限り受けつけてくれています。
公益財団法人 日本中毒センター
問い合わせ先機関 | 電話番号 |
大阪中毒110番 | 072-727-2499 |
つくば中毒110番 | 029-852-9999 |
たばこ専用電話 | 072-726-9922 |
提供料金:無料 24時間対応 タバコ専用のみテープによる情報提供)
ホームページは中毒110番電話サービス≪ http://www.j-poison-ic.or.jp/homepage.nsf ≫で検索できます。
医薬品の副作用等の相談も受け付けてくれる?
事故が発生した原因が医療用医薬品や一般用医薬品の場合は情報提供してくれますが、常用量で起こった医薬品の副作用やショック等を問い合わせる場所ではありません。
たとえば妊娠中に服用してしまった薬の胎児への影響とかは対象外です。
料金は必要なのですか。
一般の方は無料です。
ですが、医師および医療機関の方が問い合わせすると情報提供1件につき2000円取られます。
最近知名度が上がってきた中毒110番電話サービスですが、昔から医薬関係者の間では認知度の高い仕組みです。
例えば、街の薬局(ドラッグストアを含む)のバックヤードにはいざと言うときの連絡先として中毒110番の電話番号が貼ってあったりします。